「やくそく」プロジェクトについて
2015年
3月
03日
火
いよいよ着工です
今回「やくそく」プロジェクトで支援する、バンティアイチャックレイ中学校の新校舎の建設が
いよいよ着工となりました。
着工前。牛がのんびり寝てる辺りに新校舎が建ちます。
まずは基礎工事。正確な測量に基づき、基礎柱を施工していきます。
基礎は建物の土台となる大切な箇所。今後何十年と使用される校舎ですから、しっかりと施工していきます。
基礎完成です。こうして見ると、新校舎の広さがわかりますね。
<02/17 現在の進捗状況>
①校舎基礎と基礎柱完了、埋め戻し中。また地梁支持レンガ積み中。基礎間の寸法を検測し、結果良好。
②トイレ:未着手
<03/02 現在の進捗状況>
①校舎:床スラブの配筋作業完了。
②トイレ:床下パイプ等の設置が完了し、土の埋戻し完了。
基礎が完成すると、いよいよ上部構造の施工がはじまります。
だんだんと新校舎がその姿を現してきます。
隣接の校舎で学んでいる生徒たちもワクワクして工事を見守っていることでしょう。
私たちも楽しみです!
<新校舎の完成予想図>
「やくそく」プロジェクト事務局
2015年
3月
24日
火
建設工事順調です!
カンボジアより、2015年3月18日時点での学校建築状況の報告がありました。
現在、校舎及びトイレ共に壁のブロック積みを行っているとのことです。
前回に比べ、だいぶ建物の感じがわかるようになってきました!
着工から1ヶ月、建設工事は順調に進んでいます。
校舎とともに、生徒たち待望のトイレの建設も進んでいます。
<03/18 現在の進捗状況>
①校舎及びトイレ共に壁のブロック積み作業中
②壁のブロック積みが終わり次第、
だんだんと建物の様子がわかるようになってきましたね。
4月中旬にカンボジアは正月の10連休、5月中旬に国王誕生日の10連休とこれから大型連休が続き、それ以降は雨期が始まります。
その前にある程度、工事を進めておかなければならないため、現場では作業員を増やして作業が急ピッチで進められています。
次回の報告するときには、ほぼ建物の骨格が出来上がっていそうですね。
生徒たちはどんな気持ちで工事を見守っているのでしょうか。
現場作業の方も通学する生徒たちも万が一の事故がないように気を付けてほしいです。
「やくそく」プロジェクト事務局
2015年
5月
07日
木
学校建設 進捗報告
バンティアイチャックレイ中学校の校舎建設は着々と進んでいます。
基礎工事が終わった後、柱や壁、屋根の梁が組み上がり。
遠目に見ても校舎の全体像がわかるくらいになりました。
現在、内部壁のモルタル仕上げが完成。
生徒たち待望のトイレも水タンクのパイプ接続が完了しほぼ完成とのことです。
<4/22までの現地報告>
校 舎:屋根梁及び妻壁部分の施工、内部壁の仕上げがほぼ完了。
トイレ:壁の仕上げが完了。水タンクのトイレ部分とのパイプの接続が完了し、ほぼ完成。
現在、屋根の施工に取りかかっているとのことです。
写真を見るだけでも、現地の暑さと作業の大変さが感じられますね。
大きな部分ができあがり、完成イメージが想像できるようになってきました。
次回の報告が楽しみです。
「やくそく」プロジェクト事務局
2015年
5月
28日
木
学校建設 進捗報告(2)
校舎建設もいよいよ追い込み段階に入ってきました。
現在、壁の仕上げと屋根施工を行っております。
屋根の骨組みが出来上がり、これから屋根瓦を敷いていきます。
今回の校舎には屋根からの伝わる熱を下げるため、屋根瓦に遮熱塗料を塗る計画があります。
<5/4までの現地報告>
校 舎:壁の仕上げと屋根を施工中
トイレ:屋根を施工中
写真をみると、屋根にかなり傾斜がありますね。
カンボジアは5月から雨季に入り、朝方と夕方にスコールが降るようです。
雨の後は滑りやすいので、事故に気をつけて作業をしていただきたいです。
次回はいよいよ事務局メンバーによる現地視察の報告をお届けします。
「やくそく」プロジェクト事務局
2015年
6月
12日
金
建設作業、佳境に入ってきました
5月23日〜27日、我々「やくそく」プロジェクト事務局メンバー
揃って、カンボジア訪問してきました。
旅のメインの目的である支援校、バンティアイチャックレイ中学校の建設状況の確認も行ってきました。
ご覧ください。
校舎はもうほとんど出来上がっています!
内装もキレイに仕上がり、教室が少しでも明るくなるようにと白く塗った壁のおかげで、
室内が明るく広々しています。
生徒たち待望のトイレも完成間近です。水タンクも出来上がっていますね!
そして、今回の学校建設の目玉と言いますか、大きなアイデアのひとつが「屋根に遮熱塗料を塗る」ということです。
電気が通ってないわけですから、もちろん扇風機やクーラーなんてありません。
一年中30℃前後の気温であるカンボジア。日中の室内は体感で35℃以上はあります。
そんな暑さを少しでもやわらげるべく考え出されたアイデアがこの遮熱塗料の塗布ということだったわけです。
今回の訪問では、この遮熱塗料の塗り方のレクチャーが行われました。
8月の竣工を目指し、現在は前述の遮熱塗料の塗布や校舎壁面の文字のレイアウトと塗装などが行われています。
雨季を考慮して工事は急ピッチに行われました。
次回のご報告ではもう完成した姿のご報告となるかもしれませんね。
さて、我々事務局メンバーは今回全員揃ってカンボジア訪問をしてきました。
そして、プロジェクトに賛同し、7月17日にチャリティーライブを開催してくださる支援者の2人も同行してくれました。
訪れたバンティアイチャックレイ中学校では、完成間近になった校舎を前に事務局代表たやまんが「一番言いたかったこと」その渾身のメッセージが響き渡ったかと思うと、続けて同行したミュージシャンKOSMICさんのライブがはじまり、生徒たちはビックリ!
でも陽気な彼らは思い思いの手拍子を叩き…
もう一人の支援者、レンタルドレスショップ「By Magic」を経営する中村美佐江さんは、女生徒たちの髪を結ってあげたり、ネイルを見せながら女子トーク(?)
持参したチェキで写真を撮ってあげると女生徒たちは感激して大騒ぎに!
また、最後に事務局メンバーいちの肉体派、クラブチームでも現役でプレーしている福岡(フッキ)が即席サッカー教室を開くと我も我もと男子生徒たちが名乗りをあげ——。
カンボジアを知るため、生徒たちの笑顔に会うために旅立った7人の
5日間の旅をまたまた道中記としてお届けします!
「カンボジア道中記2」近日公開!!
お楽しみに。
2015年
9月
02日
水
ついに校舎が完成しました!!
2015年2月に着工した、バンティアイチャックレイ中学校の校舎がついに完成しました!!
2014年8月に発足した、「やくそく」プロジェクトのスタートから約1年を経て、記念すべき1つ目の校舎が完成し、関係者一同、喜びと安堵感の入り混じった想いです。
出来上がった校舎は美しく、当初の計画に忠実に建設されています。生徒たちの念願だったキレイなトイレもしっかり出来上がっています。
今回の校舎の目玉でもある、遮熱塗料の塗布。
高所作業で大変な施工で、また途中雨期に入り工事がなかなか進まない時もありましたが、何とか無事に仕上がりました。トイレの屋根にも塗布してあります。これでかなりの断熱効果が期待できます。
校舎の完成が近づいた頃、我々が悩んだのは校舎名どうするかということでした。多くの場合、寄贈者に由来する学校名や校舎名が壁面に書かれます。
色々と悩んだ結果、私たちは学校名や校舎名ではなく、クメール語で生徒たちへのメッセージを書くことにしました。
校舎にはクメール語でこう書かれています。
この校舎は日本の多くの人たちの想いと支えによって
建てることができました。
生徒の皆さん、夢を持って一生懸命に勉強してください
株式会社マーケットトラスト 代表取締役 狩野 富
「夢を持って一生懸命勉強してほしい」
これが発起人、狩野富の想いであり、「やくそく」プロジェクトに関わるすべての人の共通の想いです。
そして、来週9月8日に寄贈者である狩野富が学校を訪問し、新校舎の贈呈式が行われます。
狩野をはじめ、「やくそく」プロジェクト事務局メンバーも現地入りします。
さらに前回のカンボジア訪問や7月に行われた「チャリティーロック・フェス」でも大きな働きをしてくれた支援者の中村美佐江さん、ミュージシャンのKOSMICさんがフェスで集まった支援金から、生徒たちへのプレゼントを届けに行きます。
「やくそく」プロジェクトもひとつの大きな区切りを迎えようとしています。
贈呈式の模様はまたこのサイトなどを通じてご報告したいと思います。
「やくそく」プロジェクト事務局
2020年
5月
27日
水
カンボジアより現地の状況が届きました【5月】
「カンボジアより現地の状況が届きました」
本来であれば今頃は「やくそく」プロジェクトとして次の学校建設に向けて動き出しているはずでしたが、全世界的に流行しているコロナ禍の中で、プロジェクトも足踏みをしなければならず、今はプロジェクトメンバーも現地からの報告を受けながら、またあの子どもたちの笑顔に会える日を楽しみにしています。
そのような中、JHP・学校をつくる会プノンペン事務所のスタッフから現地カンボジアの最新情報(2020年5月26日時点)が届きましたので、今回はその内容をご報告いたします。
カンボジアの国内での感染者数は依然として少なく、PP市内では商店・レストランなどに人出が戻り、日常が回復しているように見受けられますが、映画館やジム、バー、スパなどは引き続き営業禁止となっています。
また、レストランの予防対策への監督強化も発表されており、第2波にそなえた感染対策は今後も継続される印象です。
■カンボジア教育関連の対応など
学校再開につきまして5月中旬に報じられたニュースにおいては、教育省大臣により、主に以下のような理由で、学校再開を急ぐことはせず、最遅で11月の新学期までに行われる旨が伝えられています。
・第2派の流行が懸念されている。
・カンボジアの通常の学校ではWHOが推奨する予防対策(1クラスの生徒数など)を十分に行うことが難しい。
・教育省配信のオンライン教育が生徒の学習を補完している。
しかしながら、インターネットやTVプログラムによる配信を受けることのできる家庭が限られていることもあり、国内には早期の開校を望む声も多く出ています。
現時点では新たな発表は行われておりませんが、教育省は、試験を控える9年生、12年生を優先的に、段階的な開校を検討しているといった話も聞かれるため、今後の教育省の動向に注目しています。
■同国の感染者数、対応状況など
国内の感染者数は、4月12日の発表から新規感染者ゼロが続いていましたが、5月21、23日にそれぞれ1名ずつ、海外からの帰国者に感染が確認されたことから、感染確認数は124名となりました。
また、すべての外国人を対象とした入国制限の延長とともに、5月20日からは、すべての入国者に対して到着時のPCR検査が行われることが発表されました
WHOからはカンボジアに対して、第2波の可能性を考え、警戒を続けるよう警告が出ているため、国内においても、引き続き自粛などの予防対策を継続することが求められています。
■感染者情報
政府の公式発表では、23日時点で国内の感染者数は124名(内、治癒済みが122名、治療中が2名、死亡例なし)
現地の報告から各国同様にまだまだ予断を許さない状況なのが続いているようですが、それでも少しづつ日常を取り戻しているようです。
ここで少しでも明るく前向きな気持ちを持つように、これまで「やくそく」プロジェクトが建設してきた学校を振り返ってみようと思います。
■2015年 バンティアイチャックレイ中学校
■2016年 ボンオンサオン小学校
■2017年 オンクローン小学校
■2018年 プレイパアオ小学校
■バラン小学校
これからも「やくそく」プロジェクトの活動は続いていきます!
「やくそく」プロジェクト事務局
2020年
8月
03日
月
カンボジアより現地の状況が届きました【8月】
「カンボジアより現地の状況が届きました」
依然長引く世界的に流行で猛威を振るう新型コロナウィルス。
「やくそく」プロジェクトもその影響でなかなか私たちも現地へ行く事が厳しくなってしまいましたが、
「今私たちにできることを、できるだけたくさん、できるだけ長く」
この変わらぬ想いで「やくそく」プロジェクトは歩みを止めることなく走り続けます。
次の学校建設に動き出せない状況なのですが、今回もそのような中、JHP・学校をつくる会プノンペン事務所のスタッフから現地カンボジアの最新情報(2020年8月3日時点)が届きましたので、今回もその内容をご報告いたします。
■カンボジア国内状況
政府の公式発表では、7月21日時点で国内の感染者数は197名。死亡者なし。
■同国の対応状況など
4/12~5/20までは新規感染者0名が続き、5/21~7/21の間に判明した新規感染は主に海外からの帰国者由来で、入国時および13日目のPCR検査などで陽性が判明するケースがほとんど。
カンボジア政府は、カンボジア人を含む入国者全員を対象としたPCR検査を義務付けるなどの防疫措置を継続していとのことです。(*1)
厳格な入国措置による経済的な影響から、政府が企業等を対象に緩和策についての説明会を行ったとのニュースもあり、緩和策の運用に関する今後の動きが注目されます。
また、カンボジア政府は、帰省による感染拡大の予防策として延期したクメール正月の代替休暇を8月17~21日とする旨の省令を公布しました。
航空関連では、日本↔カンボジア間の渡航が可能な航空会社は、依然として大韓航空およびアシアナ航空の2社の模様です。
■カンボジア教育関連の対応状況
休校中の学校や教員の業務について、4月中旬の時点で教育省大臣から書簡で学校長と教員に向けて以下のような指示が出されていました。
・保護者、生徒に遠隔学習およびオンライン学習についてよく周知すること。
・ 学校図書から生徒への教科書や絵本の貸し出しを許可すること。
・FacebookやTelegram、WhatsApp などのSNSの使い方を知らない生徒、保護者へのサポート
・村、家庭への訪問を計画・実施し、学習をサポートすること
とは言うものの、その手段は学校ごとに任せられていることから、学校間で大きく差が出ているようです。
普段から教員が活発な学校は家庭訪問の実施、学習教材の配布や課題を提出させる等、対応が早いとのことです。
また、教育省がユニセフとともに進めていた安全な開校に向けての予防対策に関するガイドライン作成は、学校再開までまだ時間が有ることから、ドラフト作成作業を止めている模様です。
学校再開は最遅で11月の予定ですが、私立校や大学からの早期開校を求める嘆願を受けた教育省は首相に、8月から3段階に分けての開校を要請しています。
・第1段階 衛生基準の高い学校
・第2段階 中程度の基準を満たす学校
・第3段階 最低限の基準を満たす学校
ニュースによると、直近で、8月からカンボジア全土で限定20校が再開に向けて動いているとのことです。(*2)
ゆっくりではありますが徐々に教育分野でも再開の動きを見せ始める中で、手段や方法を模索しながら行われているのはカンボジアも日本も同じようです。
第2波、第3波を警戒しながらあの子どもたちの笑顔に会える日を楽しみに
これからも「やくそく」プロジェクトの活動は続いていきます!
「やくそく」プロジェクト事務局