「カンボジアより現地の最新状況が届きました」
2019年に完成した「バラン小学校」。
校舎の完成から早いもので約1年が経ち、バラン小学校の学校長プロン・ソピック様からメッセージと現地の近況のご報告が届きましたので、今回はそちらをご紹介していきたいと思います。
◆バラン小学校 校長プロン・ソピック様からのメッセージ
◆学校再開状況
こんにちは!
バラン小学校を代表して、遠く離れた皆さんにご挨拶いたします。
マーケットトラストの皆さん、狩野社長、そしてご家族の皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
私たちバラン小学校は皆元気に過ごしています。
新校舎の使用も再開され、私たちはみんな幸せです。
皆さんが健康で、自然災害に遭うことなく安全で平和に過ごされていることを望んでいます。
私たちの望みが皆さんに届きますようお祈りしております。
教育省の通達により、バラン小学校を含む全ての小、中学校は9月7日より段階的に再開されました。
最終学期は9月7日から12月末まで続き、新学期は2021年1月11日より開始される予定です。
1クラスの人数が20人以下の少人数になるように分け、週2回学校で勉強し、残り4日間はテレビ、オンラインを通して在宅学習を継続しています。また、カリキュラムに関して、現在2教科(国語、算数)に減らし実施しなければならないため、学習の遅れが不安視されています。
教育省の通達により、学校予算を使用し、感染予防対策用品を準備しなければなりませんが、予算不足のため、体温計やアルコールスプレー、マスク、石鹸等が不足しており、不安が残るまま学校が再開されました。
【2019-2020年度 学校データ】
【教室使用状況】
※チャム族の生徒は午後モスクにお祈りへ行くため、授業は午前中のみ実施されています。
左上から
「校舎全景」、「校舎右側面」、「校舎左側面」
「寄贈プレート」、「トイレ外観」、「給水タンク」
クラスの人数を少人数に分けて登校日数を減らしながらも、学校も再開されて少しずつ動き始めたカンボジアの学修体制。教科を減らしたりオンラインの導入、コロナに対する衛生対策など多くの問題を抱えながらの発信のようです。
それでも、またいつかはあの子供たちの笑顔や元気いっぱいの笑い声が響く学校生活が戻るとみんなが信じて願っています。
そして、そうした声に応えながら、これからも「やくそく」プロジェクトの活動は続いていきます!
「やくそく」プロジェクト事務局