「バラン小学校」がついに竣工しました!

12月17日までの「バラン小学校」建築の進捗状況です。

 

先月、校舎の屋根に瓦の施工が行われるなど学び舎としての風貌を徐々に現わしてきました。と報告をしたばかりですが、今回の現地からの報告では早いもので校舎の内装や外壁の塗装をはじめ、隣接するトイレや給水タンクの施工なども最終段階まで進み、いよいよ来月、開校を迎えることになりました。

完成した校舎の外壁は温かみのあるベージュカラーをベースに窓枠はカンボジアの広大な自然を表すかのようなディープグリーン、教室内は開放的な天井高と清潔感の中にも均一に配置されて勤勉さを感じさせる格子状の床。

そして、真新しい机や黒板がここで学び、そして時にはしゃぐであろう生徒たちの来訪を今は静かに待ち受けているようです。

先月は屋根の梁までだったトイレも内装のタイルや水洗設備もしっかりと整いました。

また、施工時にも少し触れましたが、校舎の外廊下とトイレへのアプローチはスロープ状になっていてバリヤフリーへの配慮もされています。

給水タンクの施工も終わりました。

現地カンボジアでは水は大変に貴重な資源になります。高温多湿で雨の多い気候特徴を踏まえて雨水も無駄にすることのないような工夫がトイレに内に引き込まれている雨どいや水道管の栓に見られます。小さなところかもしれませんが大切な機能です。

2019年6月の支援先決定、そして翌7月には着工が始まった「バラン小学校」。

途中、天候に左右される事態に遭いながらもこうして建屋としての完成を迎え、いよいよ2020年1月に開校をすることになりました。

 現地は大きな重機もなく、マンパワー中心の工事ではありますが工期中は大きな事故もなく、こうしてまた一つの学び舎を完成させることが出来たのは誇らしいことであり、何よりも現地の人々や子供たちの笑顔、未来に繋がっていくと思うと感慨深いものがあります。

 

次回は、開校の様子などをご紹介できると思いますので楽しみにお待ちください。

「やくそく」プロジェクト事務局