2015年2月に着工した、バンティアイチャックレイ中学校の校舎がついに完成しました!!
2014年8月に発足した、「やくそく」プロジェクトのスタートから約1年を経て、記念すべき1つ目の校舎が完成し、関係者一同、喜びと安堵感の入り混じった想いです。
出来上がった校舎は美しく、当初の計画に忠実に建設されています。生徒たちの念願だったキレイなトイレもしっかり出来上がっています。
今回の校舎の目玉でもある、遮熱塗料の塗布。
高所作業で大変な施工で、また途中雨期に入り工事がなかなか進まない時もありましたが、何とか無事に仕上がりました。トイレの屋根にも塗布してあります。これでかなりの断熱効果が期待できます。
校舎の完成が近づいた頃、我々が悩んだのは校舎名どうするかということでした。多くの場合、寄贈者に由来する学校名や校舎名が壁面に書かれます。
色々と悩んだ結果、私たちは学校名や校舎名ではなく、クメール語で生徒たちへのメッセージを書くことにしました。
校舎にはクメール語でこう書かれています。
この校舎は日本の多くの人たちの想いと支えによって
建てることができました。
生徒の皆さん、夢を持って一生懸命に勉強してください
株式会社マーケットトラスト 代表取締役 狩野 富
「夢を持って一生懸命勉強してほしい」
これが発起人、狩野富の想いであり、「やくそく」プロジェクトに関わるすべての人の共通の想いです。
そして、来週9月8日に寄贈者である狩野富が学校を訪問し、新校舎の贈呈式が行われます。
狩野をはじめ、「やくそく」プロジェクト事務局メンバーも現地入りします。
さらに前回のカンボジア訪問や7月に行われた「チャリティーロック・フェス」でも大きな働きをしてくれた支援者の中村美佐江さん、ミュージシャンのKOSMICさんがフェスで集まった支援金から、生徒たちへのプレゼントを届けに行きます。
「やくそく」プロジェクトもひとつの大きな区切りを迎えようとしています。
贈呈式の模様はまたこのサイトなどを通じてご報告したいと思います。
「やくそく」プロジェクト事務局